どうやって見分ければいいの？

• 看板に国家免許証を有する者であると記載されているか
• 施設内に免許証を掲示しているか

また、厚生労働省は平成28年4月から（公財）東洋療法研修試験財団に、厚生労働大臣免許保有証の発行を依頼しています。一般の方が免許証の有無を容易に見分けられるように、顔写真付きのネームプレートとして施術者が胸に着用するものです。

※この免許保有を示すカードは希望者のみに発行するもので、国家免許証を有する者が必ず保有しなければいけないものではありません。

出典：公益財団法人東洋療法研修試験財団「あん摩マッサージ指圧・はり・きゅうを受ける皆様へ」

鍼灸の場合

医師以外の者で鍼灸の施術を提供できるのは、「はり師」「きゅう師」の免許証を保有している者です。鍼灸師として業を行う前、文部科学大臣または厚生労働大臣認定の養成学校に通い、知識や技能を修得する必要があります。というのも、はり師・きゅう師の受験資格には、3年制もしくは4年制の鍼灸養成学校（専門学校・短大・大学）を卒業していることが含まれているからです。

マッサージの場合

医師以外の者でマッサージの施術を提供できるのは、あん摩（あんま）マッサージ指圧師の免許証を保有している者です。マッサージあるいは指圧を業として提供する際も、鍼灸と同様に3年もしくは4年、養成学校で知識と技能を修得しなければいけません。

養成学校で何を学ぶのか

専門科目としては解剖学や生理学、病理学概論、臨床医学各論、関係法規などです。衛生学、公衆衛生学についても学びます。実習については東洋医学概論、経絡経穴概論に基づき、学生同士で実際に鍼灸・マッサージ指圧の基礎訓練を行います。鍼灸もあん摩（あんま）マッサージ指圧も修得すべき内容が共通するため、3つの免許を取得する方もいます。

大分市であん摩（あんま）マッサージ指圧・鍼灸の施術を行う田代治療院の田代勝久（代表）は、いずれの免許証も保有しています。免許証の確認はこちらからご覧ください。

田代治療院